Sunday, February 26, 2012

NHKスペシャルヒューマンなぜ人間になれたのかを見た


NHKスペシャルヒューマンなぜ人間になれたのか

第1集 旅はアフリカからはじまった
人間は血縁を超えて協力する生き物
第2集 グレートジャーニーの果てに
人間は道具を使う生き物
第3集 大地に種をまいたとき
人間は交換する生き物
第4集 そしてお金が生まれた
人間は未来を信じる生き物

超簡単に内容を言うと、狩猟採集のみによるその日暮らしの場合、獲物は平等に分け合う。しとめた人にすら優先権は無い。いつも獲物があるとは限らないから無条件に協力し合う。違う集団同士が接触しても争いにならない。定住すらしてないから縄張り意識が無い。農耕が始ると家と畑を守らなくてはならないから縄張り意識が発生し、戦争と格差が生まれる。物々交換や農畜産物が通貨代わりに使われていたがやがて金属のコインにそれは取って代わり長期間の保管が可能になる。人々は蓄財という概念を持つようになりそれは未来を保障するものだと思い込む。株式取引をしている人の脳のある部分は儲けに対して快感の反応をし、それは儲けが大きいほど強いという。しかし、他者を助け得たとき同じ部分は5倍もの反応を示したというデータも示された。欲望に限りが無いのも協力し合うのも両方とも人間の中にはインプットされている。定住、生産、交換は文明の発展を産んだが同時に戦争と格差をもたらした。さて我々は良いとこ取りが出来るでしょうか?というお話。狩猟採集で70億人は養えないから今後も元気に争いと助け合いをしていくのかと思うが、なんか人類補完計画でもしないと行き詰まるような気もする。タンザニアのハッザ族は頑なに狩猟と採集のみの暮らしを続けそれに誇りを持っている。一方、カメルーンのバカ族(すごい名前だ)は最近貨幣経済に目覚めつつあるそうだ。ハッザ族の方が良い顔をしていたように思う。


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